「津軽海峡 冬景色」「宇宙戦艦ヤマト」「時代遅れ」などの、阿久悠さんが亡くなられたと、先日ニュースで知りました。

私が、生まれて初めて歌えるようになったデュエット曲「居酒屋」は、阿久さんの詞です。

デュエットも何も知らないで、堂々と、働きます！とか言って、ママのところに面接に行き、結局、１曲も歌えず、ガタガタ震えながら、テレサテンの「時の流れに身をまかせ」を申し訳なさそうに歌ったのを覚えています。

次の日、ＣＤを買いに行って、必死で覚えたのが「居酒屋」でした。

「ママ、歌を練習してきました」と言ったら、お客さんがまだ来ていなかったので、一緒に歌ってくれました。

ママは、いつまでもその時の私のことを覚えていてくれて、何か歌いましょうってなった時、いつも「順ちゃんは、居酒屋ね」と言って、曲を入れてくれました。

そんな思い出があります。

阿久さんの作品は、それは物凄い数で、その数字を知って、驚きました。

山本リンダの♪もう どうにもとまらない～ とか、ピンクレディーの歌も阿久さん。

高校生の時、ピンクレディーのＣＤを借りて、カセットテープに落として、詞をノートに書いてた時「阿久悠」って、何て読むんだろう？「あくゆう」かなぁ・・・変な名前だなぁなんて思いながら書き写していました。

ちなみに・・・・順子ママは、ちあきなおみの「円舞曲」クールファイブの「恋唄」が好きです。

美しい言葉を紡ぐ方が亡くなられたのは、大変残念です。でもきっと、彼の作品に心を動かされた人達がまた、新しいものを作っていくのかな、そうあって欲しいと願います。

ご冥福を祈ります。